ほっとけない芸人の身じたく

聞かれてもいないのに、姉と少クラを観るたび「キスマイに何かあった時はスノーマンに降りるって決めてるんだ」と宣言するようになった。
もちろん降りる気なんてさらさら無かった。

とにかく横尾さんには横尾さんの幸せを追求してほしかった。
仕事で成功して忙しくなってほしい!
でも忙しくて体調崩すのはかわいそう!
じゃあ横尾さんの幸せって何?
そう考えた時に、結婚願望があるとの発言がしばしば見受けられるのを思い出し、大好きな人と結婚して仕事も適度に続けていくのが理想なのでは?というところに行き着いた。

ガムシャラと少クラにより、Jr.の名前をたくさん覚えた。
特に深澤辰哉に至っては、キスマイのモノマネをしてくれていたので鮮烈に焼きついた。
顔が好きな子、おもしろい子、見るからに骨太で誠実そうな子…気になった子はすぐに名前をググった。
熱愛や密会について報道されている子が何人かいたが、妙に現実味があって嬉しかった。彼らはアイドルだけど健全な男の子なのだと実感した。
たくさん素敵な恋愛をして芸の肥やしにするべきだと思った。

横尾さんに対しても同じだった。人として幸せになってほしい。
ほっとけない芸人を自称しているが、それはすなわち一種のモンペでもあった。現に「横尾さんにパパ〜車貸してー」って言われたかった。
横尾担でナスとかイカとか、食材になって調理されたいと言う人をよく見かけたが、私は横尾さんのお父さんになりたかった。父として我が子の幸せを願うのは当然である。