Rock Your Worldを味わう夜
▽自分語り〜この記事を書くに至った背景〜(読まなくていいです)
Moonlight walkerリリース当時、私はRock Your Worldが収録されていることを知らなかった。特典DVDを2回だけ再生して、あとは姉に貸したままCDの存在を忘れていた。
その年のABC座を観劇してから、Smiling Againばかり聴いては日生劇場に思いを馳せ涙に暮れていた。
観劇していない姉にしてみるとSmiling Againはあまり響かなかったようで、
「それより私はRock Your Worldが一番好き」
これに対し私はなんと
「そんな曲あった?他のCDと間違えてない?w」
100%の疑いの気持ちを持って返したことをよく覚えている。(マジで言った。)気を悪くした姉と大人げなく「ある」「ない」の言い合いをして、CDを確認すれば済むのに険悪な雰囲気のまま時間が流れた。
しばらくして少クラでRock Your Worldが披露された。この時の印象は“イントロが胡散臭い”、“ゲリゲリとジリジリでゲッダンするだけの曲”、“戸塚祥太ネリネリ”。この時期に披露するということはやはり最近リリースされたのだと思い、いつの間にか姉から返ってきていたCDを一枚一枚確認すると、当然だが確かに収録されていた。Crazy Accelのように一目惚れしたわけでもないし、あまり好きな曲だとも思わなかったが、CDを持っているのにWALKMANに入れていない曲があるという事実だけが許せず、嫌々取り込んだ。
以降ミュージックライブラリの肥やしとして長い間再生されず眠っていたこの曲が、ある日突然私の耳に流れ込んでくる。
【速報】Rock Your Worldに恋した
— からしまさん (@kara4ma_snm) 2016年10月30日
日曜日の夕方だった。惰性で聴いていたMoonlight walkerの後に続く当該曲。普段は早送りするのだが、寒さのあまり毛布から手を出してWALKMANを操作することさえ億劫だったのだ。
胡散臭いと思っていたイントロは気になる前に過ぎていた。ボーッとしていたからか、歌詞が素直に頭に入ってきて、ほぼ同時に画が浮かび上がる感覚があった。頭の中の私が、ほろ酔い気分で新橋の夜空を見上げ、意味ありげに「月が綺麗」と呟いていた。
▼戸塚祥太「君の答えなんでしょ?」
「今も分からないけど」と前置きした上での、このフレーズ。「君の答えなんでしょ?」は、YESかNOでしか答えられないクローズ質問である。ド序盤だがここまでの文字だけを見ると“自分に都合良く解釈する浅はかな男”としか映らない。けれどこのパートの戸塚祥太の虚ろな声と弱々しい語尾が余りに自信無さげで、心の中での「君」への問いかけでありながら、後に控える展開への言いわけにしつつ、覚悟を決めるため自分自身に言い聞かせているようにも見えるからたまらない。戸塚祥太をベースに幾重かの声が重なり、厚みではなく奥行きが演出されているのが肝。私が好きだから(!)勝手にベースが戸塚祥太だと決め付けているけど、聴けば聴くほど誰の声なのか分からない。これは「僕」の心中そのもので、天使と悪魔が言い合いをするように「僕」にもここに来るまで葛藤があったのだろう。天使は『相手の精一杯の意思表示を汲み取ってあげようよ』と背中を押したかもしれないし、悪魔は『己の欲望に忠実に生きよう』と囁いたかもしれない。「僕」の中のどの「僕」の声か判別できないけれど、「握り返した強さ」を「答え」だということにしたのだ。
▼橋本良亮「僕だけの 人にはならなくても」
出た。A.B.C-Zの曲はす〜ぐ相手に翻弄される。難攻不落の城とか高嶺の花に挑みがち。「-報われない- やり切れない」し、「闇にすがり明日に戸惑う」し、「攻め続けられても拒めない」し、挙げ句の果てには「ありきたりだった毎日 変えてくれた」とか言いながら殉職しちゃう。だからこそ前述の自信無さげな「君の答え〜」が活きてくるというものだ。しかし当該曲のA.B.C-Zは強気(当社比)で攻め進む。なんせここまでに「君をそっと 抱き寄せ」た上に「楽しもう 何も怖くないでしょ?」を経ている。超オラついてる(当社比)。
▼「そっけない態度で 隠した本音も その目で見つめられると バレそうな気がするよ」
ラブソングによくある描写である。想像に容易い。前述のとおり、A.B.C-Zの曲は相手に主導権を握られがちながらも今回は翻弄されっ放しではないので、
▼「笑って何かを言いかけた 唇に キスして」
当該曲の目玉。不意打ちのキス。キスマイもびっくり。(しない)初めて聴いた時にはもう本当に驚いた。今キスしちゃう!?雑踏の中で!?喋ろうとしたのに!?塞いじゃう!!??オラみがすごいんじゃ〜
▼「戸惑いや不安も 今夜だけは スパイスにして」
はい、ありがち。マイナス要素さえ演出のひとつにしちゃうやつ。でも大好きな曲だからいいよ許すよ。八角とかクチナシってそのままじゃただの木の実でとても食べられたものじゃないけど、中華料理に入れると(やっぱり入れて良かった)って思うもんね。当該曲は豚の角煮だったのだ。なるほど、ずっと一緒にいたい。
▼第一次「ジリジリジリジリ」
ここでの「ジリジリ」は心焦がれる様子だと解釈。恋の炎が燃え上がり、豚の角煮が焦げていく。
▼ラストサビ橋本良亮「素顔が見たいから」
これに尽きる。この為に聴いているし、徹底的に真似したい。展開も演出もやはりJ-popにありがちだが、もうエモ過ぎてそれどころではない。トドメを刺すためのマウントを取りにきている。裏の「フッフゥ〜ヒィェエ〜」に何故か焦燥感もある。
▼「今さら 後戻りはないでしょ?」
序盤の気弱さはどこへやら。やや暴走気味ではあるが、元はと言えば「君」がはぐらかしつつも「指先を 握り返した」からこういうことになったのだ。直前の「ほら行こう」に対し渋ったのかまたはぐらかしたのか知らないが、もうここまで来たら身を委ねるしかない。熱い夜を。
▼第二次「ジリジリジリジリ」
最後にキス(または豚の角煮)を求めてにじり寄る、物理的な距離を詰める様子だと解釈。
さて、ここまで読んでくれたあなたの脳内にも、夜の街に消えていく二人の背中を傾いた月が冷たく照らす画が浮かんでいることだろう。お疲れ様でした。豚の角煮食べよう。
そんなひかるに惚れ込んで
「横尾さんはひーくんがお気に入り」
横尾担の頃にフォロワーさんが教えてくれたのがきっかけで、Jr.のことなんて一切知らなかった私は岩本照に興味を持った。
岩本照のどこが好きって、思いつく特徴はだいたい好きだ。
◆顔
涼やかな目が素敵。小さいのではなくて細い。役に入っている時の意志の固そうな眼差しの、なんと鋭い。顔文字での再現率は非常に高く、笑うと線になり、目尻が垂れ下がる。
加えて面長な輪郭。きっと顎ヒゲが似合うと思う。いつか時期が来たらぜひヒゲ姿を披露してもらいたい。でも岩本照は太い毛が生えなさそうだ。
◆属性
おうし座で、A型で、長男で、実家で犬を飼ってる。横尾渉に気に入られているところが好き。
◆気質
頑固で、ちょっと引っ込み思案なところもあって、謎のスイッチがあるから、はたから見たらマイペースなんだけど「マイペースだよね」とか「空気読んでないよね」って言われるとムッとしちゃう。たぶん。全然知らないけど。本人としては(めっちゃ周り見てるわ💢)って思ってそう。
簡単に揺らがない持論と、堅物さと、(他人と違うことをしよう)という差別化マインドが同居している。
「そこを俺は敢えて…」←しばしば耳にする気がする。ほぼ横尾さんやん
そのめんどくさいであろう性格が、好きというかなんとなくわかる。全然知らないけど。
◆嗜好
彼の味覚には同意致しかねるが、甘いもの・かわいいものが好きな男の人が好きだ。よく食べることも大事。
私自身も実はかわいいもの・小さいものが好きで、シルバニアファミリーは未だに欲しいと思っている。
"それが好きな君が好き"とでも言おうか。
深澤辰哉との仲良しエピソードを知ると(うんうん、私もふっかのこと好きよ♡)気が合うね♡)と思う。
◆オネエっぽい
性癖の領域になってくるのかもしれないが、私はなぜかオネエとかおかまさんが好きだ。女装を見るのが好きだ。滝様の美麗なる女形よりも、スカート姿のガニッとした股が大好きだ。
これら4点を挙げた上で主張したいのは、「あの見た目でそれ!?ひーくんのギャップやばば♡」のギャップ萌えで終わらないことである。落差の先の、そっちのフィールドも好きなのだ。
◇好きなもの全部載せ
全部載せではあるが、受け入れ難い点もある。基本的には否定をしないスタンスながらも、これさえなければなぁ…と思う部分もあるのだ。
しかし、見たくないものは見なくていいのがオタクのいいところ。双方向のコミュニケーションが成立する関係ではないので自分自身の欠点は棚に上げて、飽きたら辞めたらいいし、許せなくなったら放っておけばいい。お金を払ってまで自分自身を苦しめる必要などない。相手の人生に責任を持たず、楽しさだけを享受しても、誰にも咎められない。
そして逃げ道や言い訳でなく、あくまで心の拠り所。
私がここまで惚れ込んだ岩本照には、ぜひ幸せになってもらいたいものだ。
2016年10月 ABC座 日生劇場
◇自分語り
今年もこの季節がやって来た。
秋の夜に歩く日比谷界隈のエモさといったら…想像するだけで胸が締め付けられる。私は日生劇場が大好きだ。
昨年度は“後悔のないように”というスタンスで、行きたい現場は可能な限り入った。
今年度は生活環境に大きな変化があり、ジャニーズから遠ざかる期間が長かったし、今も完全復帰はしていない。戻る必要も無いかとすら考えており、このままフェードアウトするようにジャニヲタを卒業することに躊躇いが無くなってきた今日この頃である。
舞台もコンサートも1回のみと決めたら、集中力が高まる。(最初で最後の1公演、大切に観よう)と思える。
今年度はお友達のおかげで席に恵まれたこともあるが、多ステしていた頃より双眼鏡を使わなくなった。双眼鏡を覗いている間に死角となる空間さえも惜しいのだ。
いつの間にか変化していた私の“応援”スタンスと観劇スタイル。
それに気づかせてくれたのが本公演だった。
◇えび座の感想
なんせ泣いた。1幕開始してすぐの
「株式会社〜応援屋〜♪」
で既に泣いていた。
“応援屋”が何なのかも全くわからないのに、太鼓をドコドコやってるMADEを観て泣いた。
ジョーの働くコンビニについて「酒屋の土地…」(うろ覚え)というナレーションがあり、胸が踊った。去年のえび座と同じ世界線なのだろうか。今年もやたら早口に感じ、感傷に浸る隙がない。
応援屋の場面とデジタルコープスの場面が過ぎ、(今年おばはん多くない?)と思った。
◆ジョーという男
とっつー♡前髪どしたん?真ん中だけパッツン。
いい事を聞く。偉い。
お人よしの頑固者。なのにイシケンに出会ってあっさりと転職しちゃう。
高校野球が好きで、シフトの融通が利くからという理由で長年続けていたアルバイトなのに、鮮やかなる変わり身。
でも応援屋になったら高校球児も含め“応援”が生業になるもんね。好きなことが仕事になるっていいよね。良かったねジョーくん
◆鳩山くん
我らが愛しの宮近海斗♡髪切ったんだね。爽やかでとてもいい。雅なる襟足。
コンビニのアルバイトは世をしのぶ仮の姿。デジタルボーイズのイチとして「ヒャーッハッハッハ」とか笑う姿は心の闇そのもの。いや、無断欠勤は完全にOUTやろ。めっちゃ悪い奴やんか。
◆BAR チェリームーン
江田ちゃんとヒロキの店。店名がピンク色なところが江田ちゃんの店らしい。
マイクを通さず行われた
「(飲みなよ)」
「(いいっす、車なんで)」
このようなやり取りだけは双眼鏡でしっかり見た。
◆デジタルボーイズ
天才プログラマー集団(笑)
プログラミングの天才って何?めっちゃ複雑なプログラムを作れるってこと?タイピングが速いってこと?短納期でも確実に納品してくれるってこと?バグが全然無いってこと?ネットワークの構築がヤバイってこと?炎上させるっていうのはマーケティングとかの領域では?ハッキングとかじゃなくて?プログラミング?
全員ポリシックスみたいなサングラス掛けてた。
今回の劇中では『誰かを応援することで、自分自身が強くなれる』みたいなことをよく言っていた気がする。確かにその通りだ。
自身のジャニヲタとして歩んできた軌跡を振り返る。キスマイからSnow Manに降りてきて、(デビューさせるぞ、応援するぞ)と思っていた頃、Snow Manは心の糧であったし頑張る理由であった。
だから伝えたいことはよくわかる、理解できるのだが、劇中でアイドルについて言及されるのがすごく居心地が悪かった。
(「アイドルってすごいんだぞ」とかそんなん知っとるわ)とシラけてしまったし、何なら少し腹が立った。
なぜ私はこんなにも不愉快な気持ちになったのか。原因は二つ考えられる。
一つは、単純にサプライヤーがオタクに擦り寄ることが嫌いだから。
もう一つは、今回の観劇に於いて、私が専務・ゆみこに感情移入してしまったから。
ゆみこに同情してというより、ゆみこの立場になって気持ちを想像して泣いたり怒ったりしていたのだ。(去年は猫のラムに感情移入していた)
夫が辛いのはわかるし、アイドルにうつつを抜かしているとは言わない。心の拠り所として最適だったのだろう。それにしたって、今は亡き大切な一人娘を勝手に投影して…生き甲斐!?な〜にがシンドバッツよ!!!!!ふざけるんじゃないわよ!!!!その娘は美穂じゃない、一緒にしないで!!!!!
美穂はもういないという現実から目を背けて逃げているだけではないか。
そういうゆみこ自身も事故現場には未だに訪れられないでいるのだが…
…という具合に心の中でゆみこの肩を持ちまくっていたが為に、アイドル云々の件は居心地が悪かったのだと思う。
私には子どもはいないし、そもそも独身だし結婚も出産も未経験ゆえに子を持つ親の気持ち そして喪う悲しみなど知る由もないので、なぜゆみこに感情移入してしまったのかは謎である。
応援屋はいろんな人を応援した。
太鼓を打ち鳴らす手振りがややダサくて(寒w)と思ったが、ちらりと映ったプラネッツの姿が涙腺を刺激した。良かった、プラネッツも元気にやってるんだ…。
長岡に帰って来たゆみこは言った。
「人生をやり直す」
今年の「少年たち」でミヤダテも使っていたが、このフレーズは問答無用で私の心を突く。カラシマは人生をやり直したいんですよ。
ゆみこが前を向けた時点で、感情移入がそっと剥がれていた。それからの応援屋の声が、裸の心に響く響く。ABCからのZ、全身全霊。
応援されると、こんなにも心地よく、元気になれるのか。肯定されているという安心感もある。
以前のようにSnow Manを応援できなくてもいい。応援のしかたはいくらでもある。何より、自分自身を応援してあげたい気分だ。
応援したい人がいるというのも幸せなことなのだな。
あ〜〜モスバーガーのテリヤキチキンバーガーが食べたい
ムシャクシャすることがあった時に甘えたい 世界に誇れるグレートにぃに5選
前置きはナシじゃ(CV:段野秀典 a.k.a. 二階堂高嗣)
▼岩本照
いきなりド本命。皆さんご存知、カラシマの愛のゆりかご・ひーくん。
落ち込むでもイライラでもなく、ムシャクシャしている私に向き合い、徹底的に事情聴取。冷静に過失の割合を分析し、
「でもそれはお前にも原因があんじゃん?」
「悔しくて泣いてんの?自分が可哀想で泣いてんの?」
容赦なく正論を叩きつけてくるお兄ちゃん。わかってる、甘やかすことが愛じゃないって…
お兄ちゃんなりに力になりたいと思ってくれているのだろうけれど、方向は“問題解決”。
「次からはどんなことに気を付ける?」
再発防止策まで導き出せたら、やっと甘やかしてくれる。
その夜のうちにお父さんのクラウンアスリート(白)を借りてドライブ。BGMにはお兄ちゃんセレクトの思いっきり泣けて前向きになれる曲たち。海岸線に入る頃にケツメイシが流れるよう計算されている。
お兄ちゃんが甘やかしてくれているのを自覚している私は「お腹すいた」しか言わなくなる。普段は絶対に許してくれないけれど、真夜中のコンビニに寄ってレジ横の焼き鳥(しかもタレ)を2本も買ってくれる。え?お兄ちゃんも食べたいの?
カタブツめんどくさお兄ちゃん。LOVE。
▼内博貴
も~~絶対やさしい。ソファに突っ伏して唸る私に対し、初動はまず沈黙。
喋れる状態になったら必ず私から泣きついてくるのを知っている(知らねーよ)。
隣に腰かけて
「えぇ?そんなことがあったん。それはキツかったなぁ」
「なんやそれ、腹立つなぁ」
絶対に否定せず、根気よく愚痴に付き合って、感情に寄り添ってくれる。ただ、同情はしない。私の性格も傾向も熟知しているので、内心ドライに(しゃーない奴)と思っている。ひとしきり喋り終わったら
「そいつ見返したれ、な?」
と提案してくる。こういう時のおとめ座は怖い。
頼りになるぅ、お兄ちゃんが居ってくれてよかった、元気出てきた♪などとはやしたてればイキイキしてくる。
「も~ほんましゃーない子ォやな~w」
それに乗じて「スッキリしたらピザ食べたくなってきた」と甘えたい。アイスも、アップルパイも食べたいな!お兄ちゃんはビール飲むやろ?私はねー酎ハイね!巨峰のね!お兄ちゃん大好き!唐揚げも追加!
やさしくてチョロイお兄ちゃん。大好き。
▼室龍太
オシャレでカッコいいるーたくんは何でも完璧にこなしてしまうグレートにぃに。にぃにって言うかお兄。
心の機微に敏感で、言葉を交わす前に相手の感情を読み取るのが上手い。
“ムシャクシャしてますオーラ”を察してくれる。
心を見透かす瞳で真っすぐに私の目を捕らえ、正直に話せと無言で促す。
「お前がそれでええねやったら何も言わんけど。わかってんねやろ?」
やや突き放し気味に、けれど信じてくれてる。多くは語らない。
でも、楽しいことは大好き。気持ちを切り替える天才。
すぐにカラオケに連れ出し、私の好きな曲縛りに付き合ってくれる。ほどなくしてストックが尽きて、各々楽しく歌うことに徹する。特別に隠れ家的ゴハン屋さんにも連れて行ってくれる。は~?なんでお兄こんな良いお店知っとん?誰と来たん?ねぇねぇ誰と来たん?と茶化したい。
「うっさいわw ほらチーズたれてんで、キレーに食べや」
ってこぼれそうなトロトロチーズを掬ってくれる。
茶化されるのも分かってるし、隠れ家はあまり人には教えたくないけど、るーたくんなりの甘やかし方。
非常にスマートなお兄。だいすき。
▼松崎祐介
ゆうしゅけお兄ちゃんの顔を見るなり泣きつく。
「なに、どした、なに、えっ おーいカラちゃ~ん」←ちゃん呼びがポイント
テンパるお兄ちゃんに何を言っても伝わらないのは分かっているし、この時点で正確に伝えようとも思っていない。ただひたすら「ムカつく~…!」「お兄ちゃん髪型へん!!」「ヒゲ!!じょりじょり!!ムカつく!!」と当たり散らす。
でもお兄ちゃんは優しいので
「おう…ごめんな」
「ジョリジョリでごめんな、髪そんな変かな…?」
不当な暴言を真摯に受け止めてくれる。
私が静かになってうつ伏せのまま動かなくなったら、控えめな声で
「カラちゃんこっち見て…」
顔を上げるとそこには、視界いっぱいに広がる渾身の変顔。思いっきり噴き出し笑いだす私を見て、ほっとするお兄ちゃん。やっと経緯を説明する気になって口を開くと、
「それはカラちゃん悪くない。ゼ~ッタイ悪くない。なんにも悪くない。」
とにかくお前は悪くないの一点張り。そこまで言われると、逆に(いや、私も悪いとこあったわ…)ってなる。お兄ちゃんは甘やかしてるようで、これを狙っている。そしてだんだん私の顔に反省の色が出てくるのを見逃さない。追い打ちをかけるように
「な?カラちゃんは悪くないよな?」
最後のひと押し。ウギィイイゆうしゅけお兄ちゃんすきすきすきぃ…
でも落ち込んだ点もちゃんと考慮して、私の気が済むまでマッサージしてくれる。
正直ザキさんのことはあまりよく知らないが、絶対にホワホワ不思議ちゃんで済ませられる人ではないと思っている。
▼宮舘涼太
カラシマを知る誰もが想像していたことだろう。真打登場である。
もうこれ…解説いる?いらんよね?わかるよね?
書かせてェ~~~!!お願いお姉サマーー!!渚のお姉サマーー!!!
キッチンに立ってフライパンを振りながら、淡々と話を聞いてくれるにぃに。
「ほぉ~ん…?」(肉ジュワァー)
「それで?カラシマはどう思ったの?」(野菜投入ザッザッザッ)
「なんでそう思ったの?」(塩コショウサカサカサカ)
同意も同調もしなければ、肯定も否定もせず、順序立てて考えるための訊き方をしてくれる。
結論が出たところで、出来上がったお料理がテーブルに運ばれてくる。もちろん私の大好物・焼きそば大盛り、からしマヨネーズ付きである(知らんがな)。ちなみに話が長引けば長引くほど品数が増える。焼きおにぎりと唐揚げがいいなぁ。
お腹いっぱいになってご機嫌のままお風呂に入って、上がると洗い物を終えたにぃにがテレビを見てくつろいでいる。ここで伝家の宝刀「髪かわかして~」。
にぃには小さく笑って髪をとかしながら、
「ま、腹立つ気持ちもわかるよ。」
「よくがんばったな。おつかれさん」
なんて優しい言葉をかけてくれるもんだから、一気に涙腺崩壊。嗚咽をかき消すようにドライヤーが唸る。私が泣き止むまで温風と冷風を切り替えたり、ドライヤーを遠ざけたりしながら適温を保ってくれる。
「はい、おわり」(頭ポンポン)
マッサージもして~~~!!!
最強で最高なにぃに・宮舘涼太。愛してる。
■総括
今回の5人は去年のWiNK UP をめくりながら選出した。
判定基準は一目見て「ギュッとしたい」と思ったかどうか。
元々大好きなSnow Man 二人に、舞台で観てから好きになった関西弁二人。そして大穴ザキさん。ふぉ~ゆ~は難しかった。4人ともあまり詳しくないけれど、でも必ず誰かは入れたかった。激しい戦いだった。
彼氏じゃなくて、お兄ちゃん。結婚相手じゃなくて、お兄ちゃん。
私自身がリアルに末っ子なので筋金入りの妹気質(なんだそれは)だが、姉しかいないためこの“お兄ちゃん”というものがよくわからない。しかし、だからこそ憧れがある。
室くんは同い年だし、宮ちゃんとひかるに至っては年下だし、書き出す前はちょっと難しいかも?と懸念していたが、全然そんなことなかった。サックサク進んでめっちゃ楽しかった。
すぐ食に走ってしまう点は許してほしい。お察しのとおりデブです。
素敵なお題をくれたみみたんに感謝すると共に、関係者各位の選抜に期待したい。
ネタは温かいうちにどうぞ。