そして雪山へ
事件はいつだって突然やってくる
上司と調べ物してて、ポータルサイトのトップニュース“キスマイ藤ヶ谷熱愛”が目に入り、思わず「ウッ」って声が出た
上司「?」
私「あ、いえ大丈夫です、キスマイ藤ヶ谷は担当じゃないので」
上司「知ってます。カラシマさんはJr.の子たちをお腹いっぱいにさせる為に頑張ってるんですよね」
— カラシマ (@ginger_karashi) 2015, 6月 3
(会社でJr.好きを公言した覚えはない)
べべべべ別にふふふ藤ヶ谷の一件でどどっ動揺なんかしてねーーしっままマジで
— カラシマ (@ginger_karashi) 2015, 6月 4
「横尾渉の人間くさいところが良い」とか「幸せな結婚をしてほしい」と思ってたつもりだけど、メンバーの熱愛報道だけでこんなにも動揺してるってことは、キスマイが天使か聖人か何かだと思っていたかったんだなぁ
— カラシマ (@ginger_karashi) 2015, 6月 4
これだけが原因というわけではない。
横尾さんは何も悪くない。少し後に八重歯が無くなるが、私にとっては大きな問題ではなかった。
メンバーのラジオでの発言、アルバムの内容、ただでさえ日ごとに好きなJr.が増えていっている状況、「これ以上キスマイを嫌いにさせないで」と願う日々だった。
(嫌いになりたくないなら、好きなところを探せば?)
すがる思いでキスマイのDVDを再生した。
(私はキスマイのどこが好きだったんだっけ)
Shake It Upが大好きだった。クリエでSnow Manが歌ったらしい。観たかった。キスマイの曲だけど、Snow Manが歌っているところが観たかった。
好きなところを探そうとすればする程、嫌なところが目についたので、北山先輩のソロ曲まで早送りした。
Snow Manが観たかった。
それが答えだと気づいた。
周囲の友人は察してくれていたが、よくある「担降り宣言」に踏み切るまでに時間を要した。
Jr.垢を作ってしばらく経ち、呟いた頃には「Snow Manからどこに降りるの?」と言われたくらいである。
キスマイはジャニヲタとしての入り口であり、故郷でもある。
やはり横尾さんの活躍は嬉しいし、幸せになってほしい。ただ、もう“ほっとけない”の対象ではなくなった。
恐れていた「飽き」の訪れを自覚し、私は猛吹雪の雪山へ向かった。