2015年7月 ガムシャラ!サマーステーション 我vs覇

宮近海斗が好きだ。
 
まずお顔が美しい。
体躯は小柄ながらも骨密度の高さを感じさせる太もも、やんごとなき襟足。
薔薇色の唇から紡ぎ出されるはほのかに知性漂う美声、それを見送る八重歯。
 
好きだッ 宮近ッッ!!!!
 
夏本番のハイシーズン、六本木のEXシアターにてガムシャラ!サマーステーションが催されるという。
我らが宮近属する「チーム覇」を応援するため、飛行機とホテルを手配した。
 
今回は珍しく前乗りで、フォロワーのしゃまいんちゃんとジャニショ・アヴェアランの前で待ち合わせ。
Snow Manの写真を買い込んだつもりが、何かの間違いで森本慎太郎が紛れ込む。
ここなっつ氏とも合流、盃を交わす。
各々が「これぞ天使」と思う写真を持ち寄りプレゼンし合う“天使デュエル”の開幕である。
 
天使デュエルの後、ジャニヲタ3人はカラオケへと洒落込む。
2人はなぜかセクシーゾーンに詳しい。
私はセクシーゾーンの曲はほとんどサビしか知らないので、妙に感心してしまった。
 
 
一夜明けてEXシアターである。
Jr.主体の現場は今回が初。何の因果かvs公演の初日。
応援グッズはペンライトのみでうちわは禁止というので内心ホッとしていた。
正直、宮近だけでなく美勇人くんも安井も増田良も好きだから私には選べないのだ。
 
今回のペンライトはすごい。
非常にシンプルな造形ゆえに荷物の中でかさばらない。
しかも、白→赤→青→黄→ピンク→緑→紫の7色に切り替え可能。白以外は自軍・Snow Manのメンバーカラーではないか。欲しい、これは欲しい。
会場の物販以外だけでなくテレ朝ショップでも取り扱っていたらしいが、常に売り切れ状態だったと聞く。
日焼け・熱中症に備え万全を期して物販に並ぶ。この辺りで異変に気付く。
 
周りがめっちゃ若い……
 
7月末で夏休みが始まったばかりの頃と思われるため、さすがに制服勢は見かけなかったが、明らかに10代がメインの現場だ。だって、どう見ても自分より年上の人がいない。お姉さんぽい方もせいぜい21〜22歳程度だ。見よ、この日焼け防止と歩き易さだけを追求した自分の服装を?
おめかししてこなくてごめんね、という罪悪感
私は今ここにいていいのか?何かの間違いじゃないのか?という疑問
それらを上回る根拠のない「やったるわい」。地方組Jr.担の根性見したるわいと。逆境に立ち向かうと妙にイキイキする芸人の本領発揮である。
だからといって何をするでもないのだが、気持ちが大事やん。
 
周りのお嬢さん達は慣れているのかお行儀が良かった。ギャースカうるさいの嫌だなぁなんて思っていたが、今は誰が推されでとか事務所の方針がとか、わりかしシビアなお話をしていた。
今回も姉(バンギャ)と現地で合流、阿部顕嵐の話をしながら結構な時間並び、無事にペンライトを購入。
 
席はB2階バルコニー座席。座れる。嬉しい。
ちらほら見覚えのある少年たちを従え、聡マリが登場。昨晩まで知らなかったセクシーゾーンの楽曲を披露してくれているではないか。進研ゼミでやったやつである。しゃま&ここ ありがとう。
 
チーム我のショーバスケが始まるが、登場したのは4人。皆フードを被って顔を伏せており、顔が分からない。ジェシーが後から出てくるパターンか?と思いつつ見守るも、羽織り物を剥ぎ取ったメンバーの中にジェシーは居た。増田良だけが居なかった。
4人だけでショーバスケは進行する。増田良がボールを携えて登場することはなかった。
怪我?病気?シャニーは?ショーバスケの出来ばえよりもシャニーの行方が私の心を揺らした。
 
続いてチーム覇のインラインスケート
ローラースケートではないので、キスマイとは違うんだなぁなどと当たり前のことを思う。
宮近はプリプリお天使だった。可愛すぎて一切の語彙を放棄する。お天使。
チーム覇は最後に大技を用意していた。OAされたアレである。
安井は2回失敗した。
誰しも小学生くらいの頃に経験があると思うが、インラインでもローラーでもスケートは重い。転倒するたび体力を消耗する。
偽りようのない荒い吐息が安井のヘッドセットマイクを通じ会場を包む。
黄色にしたままのペンライトを握り締め、私は泣いていた。
「増田の上も悪くはない でも 隣にいつも」の、あの安井が
黒服物語のノボルの、あの安井が
震えながらバンクの上に立っているのだ。
祈るしかなかった。
3回目の挑戦にて大技は成功した。
彼らはステージ中央に集結し「俺たちがチーム覇」と声を張った。
嗚咽をかき消すつもりで最大限の拍手を送った。
 
各チームのパフォーマンスの後はショータイム。
A.B.C-ZのいないSummer 上々‼でも、やはりSnow Man 特に岩本照の笑顔が浮かぶ。
やっと出てきた手負いのシャニーは0ズレで夜空ノムコウを歌った。
宮近を見守らなければならないのは解っていた。
しかし、私の心はシャニーを求めていた。
 
 
 
 
 
 
 
シャニー結婚しよ
 
 
 
空港で買ったカツサンドをかじりながら、帰りの機内でSnow Manの写真を眺めていた。
イヤホンから流れ込むNEWS・愛のマタドール
深澤の私服姿を直視できない自分を認識しつつ、唐突に現われる森本慎太郎に顔が綻ぶ。今夜から いつでも会える 慎太郎 川柳にもなる。慎太郎ってすごい。
 
地元空港に帰り着き、駐車場を出たところで夜公演に入った姉から連絡があった。
岩本照と深澤辰哉が見学に来たらしい。
悔しさ?憎しみ?羨望?愛おしさ?このような感情を抱いたのは初めてだった。
 
毎度情緒不安定な遠征を展開しているカラシマ、やはり担当はSnow Manというスタンスはぶれない。
しかし今回のナンバーワンエモーショナルJr.は間違いなく
 
 
半澤暁
 
 
高身長な彼はバルコニーから腰をかがめて客席を覗き込むのだ。進撃の巨人、ハンザワのアカツキ。すき。